薬は受容体・酵素・チャンネル・核酸などに作用した後、何らかの情報を細胞内に伝えることでその効果を発揮しています。薬の作用機序や耐性化機序を解明することで、より強力で副作用や耐性化のない新たな薬の開発や既存の薬剤との有効な併用療法につながる可能性があります。我々は薬が影響を与えうるパスウェイ上の様々な分子の機能を、培養細胞系・実験動物系・バイオインフォマティクスの手法を用いて解析しています。
「ヒトにおける薬の作用と薬物動態を研究し、合理的な薬物療法を確立するための科学」である臨床薬理学においては、上記のような基礎研究に加えて、臨床各科と協力して臨床研究を推進するとともに臨床薬効評価(治験、臨床研究)の質の向上に向けたサポートも行っています。
臨床薬理学教授 小林広幸
2023年7月14日 ☆2024年度 教員募集について【期間延長】
2022年8月23日 ☆Special Issue will soon Open for Submission
2021年4月2日
2019年3月29日
☆書籍が発行されました☆
文部科学省科学技術振興調整費・新興分野人材養成プログラムで集中講義を担当してくださったDaniel W. Byrne先生(Department of Biostatistics , Vanderbilt University School of Medicine)の書籍の改訂版が出版されました。
国際誌にアクセプトされる医学論文
一流査読者調査に基づく「再現性のある研究」時代の論文ガイド 第2版
木原正博 (翻訳), 木原雅子 (翻訳)
2017年7月11日
降旗謙一客員教授による理化学研究所との共同研究の成果が公刊されました。薬物代謝酵素と薬物トランスポーターが関与する薬物相互作用に関する論文です。詳しくは下記リンク先をご覧ください。
論文① Investigation of Glycochenodeoxycholate Sulfate and Chenodeoxycholate Glucuronide as Surrogate Endogenous Probes for Drug Interaction Studies of OATP1B1 and OATP1B3 in Healthy Japanese Volunteers.
論文② Quantitative analyses of the influence of parameters governing rate-determining process of hepatic elimination of drugs on the magnitudes of drug-drug interactions via hepatic OATPs and CYP3A using physiologically-based pharmacokinetic models.
論文③ A Clinical Cassette Dosing Study for Evaluating the Contribution of Hepatic OATPs and CYP3A to Drug-Drug Interactions.
2013年11月19日
2013年5月24日
【内容】
約50年にわたる遺伝学の成果がまとめられた「A Statical Approach to Genetic Epidemiology (2nd edition)」の翻訳書。
一般に流布している分子遺伝学の技法についての内容とは異なり、最近発達してきた遺伝疫学で用いられる統計的考えの解説に重点が置かれている。
2011年5月2日
臨床薬理学のホームページが公開されました。共同研究にご興味のある方は是非
御連絡下さい!